先輩社員の声VOICE

開発設計課

増田 拓也

2022年入社

本質を見極める設計が、製品の価値を高める

図面の先にある現場まで見据える

製造部開発設計課に所属し、分離職人の改良設計や新商品の企画発案、金属板を加工する板金設計や図面作成などを担当しています。またお客様先への提案図面の作成、製品原価の算出、設置後の試運転やトラブル対応など、設計にとどまらず幅広い業務に関わっています。
設計の仕事で大切にしているのは、図面上の情報だけで完結させないことです。実際に現場でどのように使われるのか、製造工程で無理がないかといった視点まで含めて考えることを意識しています。条件を満たす設計をするだけでなく、その先の使われ方までイメージすることで、より実用的な製品につながると感じています。

また、原因不明のトラブルに直面した際には、順序立てて原因を特定していく力も求められます。複合的な要因が絡み合っている場合でも、一つひとつの要素を丁寧に追いかけることで根本原因にたどり着けた瞬間には大きな達成感があります。それが、今の仕事で特にやりがいを感じる瞬間です。

未来を見据えた設計という視点

仕事の中で意識しているのは、短期的な課題解決だけでなく、中長期的な視点で製品を捉えることです。例えば、5年後の劣化や摩耗の状態を想定し、どの部分が先に劣化するのか、どの程度の耐久性を持たせる必要があるのかを考えながら設計を行います。
特に、最も先に消耗する部分はどこか、反対に絶対に壊れてはならない箇所はどこかを明確にしておくことが重要だと考えています。そのような視点を持つことで、材料の選定や板の厚みの設定など、細部の判断にも一貫した根拠を持てるようになります。

製品は完成した時点で終わりではなく、その後も使われ続けていきます。だからこそ、設計段階でどこまで先を見据えられるかが、製品の価値を大きく左右します。使用後の状態まで見据えて設計することが、結果としてお客様の満足度や信頼につながっていくと感じています。

性能とコストの最適解を探し続ける

設計において、もう一つ常に意識しているのが性能とコストのバランスです。求められる性能を満たしつつ、どこまでコストを抑えられるか。その最適なラインを見極めるために、常に全体を俯瞰して考えることを意識しています。

どこは削ってもよくて、どこは削ってはならないか。その判断を一つひとつ積み重ねることが、現実の製造現場で成立する設計につながります。設計は理想を追うだけでなく、制約の中で最善を引き出す仕事でもあると感じています。

試行錯誤から生まれた変化

これまでの業務の中で印象的だったのは、分離職人のモデルチェンジに関わった経験です。製作段階でコストが想定以上にかかってしまい、このままでは製品として成立しないという課題に直面しました。
そこで、性能とコストのバランスを見直し、どの部分を削減できるのかを一つひとつ検討しました。必要な性能を維持しながら無駄な要素を削ぎ落とし、構造を見直すことで、再度モデルチェンジを実施しました。
その結果、製造コストを抑えながらも性能を確保した製品へと改善することができました。この経験を通して、製造現場でどのような作業に時間がかかるのかをイメージできるようになり、コストへの解像度が大きく上がりました。
現在では、トラブル対応においても原因の特定が以前よりスムーズになり、自分の成長を感じる場面が増えてきました。今後はさらに技術力を高め、機械の動作を電気的に制御する制御盤の設計にも挑戦しながら、対応できる領域をさらに広げていきたいと考えています。

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