火のある暮らしへの憧れが、自然と形になった冬支度

「小学生の頃から、焚き火が好きだったんです。」
青木さんが薪ストーブに惹かれた理由を尋ねると、開口一番そんな言葉が返ってきました。
その頃から、BBQセットよりも身近な枝や石で火を起こす方が面白かったそうです。
火を扱うことそのものが楽しくて、暖かさや匂いまで含めて好きだった――そんな原体験が今でも残っています。
やがてご夫婦で、築120年以上の古民家をリノベーションして暮らすことが決まりました。
昔ながらの建材を生かしつつ、自分たちの手で整えていく暮らしがしっくりきたことが選ぶ決め手だったそうです。
古民家での生活を思い描く中で、「冬は火のそばで過ごしたい」という思いが自然と強くなり、そこから薪ストーブの検討が始まりました。
たった一つのブログとの出会いが、薪ストーブ選びを大きく変えた
モキ製作所を知ったのは、偶然見つけた愛研大屋環境事務所のブログ。
そこに載っていたモキのストーブは、これまで抱いていた薪ストーブのイメージとまるで違ったといいます。
「メンテナンスが少なくて、薪も選ばない。毎日の暮らしでしっかり使えそうだと思いました。」
最初は軽い興味だったのが、気がつけば毎晩ブログを読むのが日課に。
文章も読み応えがあって、ストーブを飾りではなく、暮らしの道具として作る姿勢がとても印象に残りました。
道具として信頼できる。青木さんがMD140Ⅲに惹かれた理由

「実物を見に行ったのは仙台のショールームでした。」
そのショールームには海外メーカーの薪ストーブが中心に並んでおり、モキ製作所のストーブを直接見ることはできませんでした。
それでも青木さんの気持ちが揺れることはなかったといいます。
「実物を見られなくても、モキのストーブに感じた“道具としての誠実さ”がしっくりきていました。」
青木さんが特に惹かれたポイントは次の3つです。
- 薪の種類を選ばない自由さ
- 手をかけ過ぎなくてもいい構造
- 圧倒的な暖房力
さらに、家の間取りを愛研大屋さんに送って相談したところ、「この家なら MD140Ⅲが合う」と丁寧なアドバイスをもらえたことも決め手になりました。
「道具って、使い込んだときに良さが出るじゃないですか。MD140Ⅲは、そういうストーブだと思いました。」
炎の力強さと、天板料理の美味しさに驚かされる日々

実際に使い始めて最初に驚いたのは、「火力の強さ」。
炎が安定してくると、家じゅうの空気が柔らかくなり、その変化がとても心地よいと言います。
そして、天板でつくる料理が生活の楽しみになりました。
- 冷めてしまったピザを置くだけで、また焼きたてのように戻る
- スープや煮込み料理は、ゆっくり温めると味がしっかりする
- 冬は、温かい飲みものがより一層おいしく感じられる
「ストーブの前にいると、背中がじんわり暖かいんですよ。それがまた気持ちよくて。」
料理、暖かさ、ゆっくりとした時間の流れ――火のある暮らしが、青木さんの冬の風景になりました。
薪を買わないという選択が、暮らしの自立性を育てた

青木さんには、薪ストーブのある暮らしで大切にしているこだわりがあります。
「薪はできるだけ買わないようにしています。」
庭木の剪定で出た枝や、知人から譲ってもらえる丸太など、地域の恵みを無駄なく使う。
手間はかかりますが、その分だけ暮らしへの理解が深まり、自立した生活につながっていると話します。
「電気がなくても冬を過ごせる、と思えるだけで安心感が全然違います。」
薪ストーブは、青木さんにとって 暮らしを自分たちでつくる道具へと変わっていきました。
ストーブを囲むと、人が自然と集まってくる

ストーブを導入してからは、遊びにきた友人たちの反応も変わりました。
特に他社の薪ストーブを使っている人ほど「え、こんなに暖かいの?」と驚いた顔をするそうです。
火の前に立つと自然と会話が始まり、気がつくとみんなが炎を囲んで座っている――そんな光景が日常の一場面になりました。
薪ストーブを検討されている方へ

「薪ストーブで温めたピザは、本当に美味しいんですよ(笑)。火の暖かさって、やっぱり特別なんです。暮らしの安心にもつながりますし、一台あると本当に頼もしいと思います。」
薪を割り、火をつけ、温かい料理をつくる。その一つひとつが冬の暮らしを力強く支えてくれる――。
青木さんの言葉からは、薪ストーブが自分の力で暮らしを整えるための道具になっていることが伝わってきました。
product関連製品

無煙薪ストーブ MD140Ⅲ
人気No.1モデルがリニューアルしました。
よりモダンな観音扉スタイルに。
窓サイズが大幅アップ、曇り止めも進化しました。
¥594,000(税込)